仕様:輸入盤 Blu-ray3枚組、リージョンA(国内プレーヤーで再生できます)、フィンランド語音声、英語字幕付
監督:Teuvo Tulio / テウヴォ・トゥリオ
収録作品
・愛の終着駅 / CROSS OF LOVE(RAKKAUDEN RISTI) (1946) 99min
・RESTLESS BLOOD(LEVOTON VERI)(1946) 100min
・SENSUELA (1973) 104 min
シュルレアリスム的なイメージと、常軌を逸した感情の激しさが、狂気じみた、夢のような融合を見せる。フィンランドの映画監督テウヴォ・トゥリオ(1912-2000)の作品は、自然主義や物語の論理(あるいは多くの場合、良識)から完全に解き放たれており、ダグラス・サークやライナー・ヴェルナー・ファスビンダー作品に見られる、"ブレヒトの異化効果とメロドラマの融合"を、華麗で幻覚的な空間で展開している。 一言で言えば、これらはとてつもなく面白い。この世のものとは思えないほどオペラ的で、完全に中毒性があり、フィルム・ノワールや表現主義に近いホラーの定型が散りばめられ、涙と酒、売春と毒がふんだんに盛り込まれている。彼の作品は近年、KAVI(フィンランド国立視聴覚研究所)によって再発見・修復され、Deaf Crocodileから世界初のブルーレイとしてリリースされた。
特典映像には
・トゥリオの初期の長編映画『 STRUGGLE FOR THE HOUSE OF HEIKKILA』(1936)9min 、『FALL ASLEEP WHEN YOUNG』(1937)22min から現存する唯一の断片映像
・短編ドキュメンタリー『フランスの発見 ― NUORENA NUKKUNUT』(2015)7min 監督: Jani Jäderholm ※『FALL ASLEEP WHEN YOUNG』の断片保存に関する作品
・1940年代のフィンランドの教育映画2本『I WOULD LIKE TO BE A QUEEN』(1947)13min、『SHELTERS FOR NEWBORNS』(1946)9min
・『CROSS OF LOVE』(1946)のスウェーデン語版の貴重な予告編
等収録。60ページのブックレット付。
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『愛の終着駅 / CROSS OF LOVE』
白髪交じりの老灯台守Oscar Tengströmは、ドイツ表現主義的な影に囲まれながら、夜な夜なオウムと会話している。 彼の心の中には、さらに深い影が横たわっている。岩場で溺れかけている男の声を耳にすると、彼はライフルを手に取り、その男を撃ち殺してしまうのだ!彼がなぜ見知らぬ人を嫌うのか、その理由は、娘Riitta(Regina Linnanheimo)について語られ、明らかになる。Riittaは、粋でハンサムな Mauri(Ville Salminen)に連れ去られて都会へ――あっという間に、彼女は黒いベレー帽をかぶり、倦怠感を漂わせるウインクを浮かべ、タバコを吸う娼婦となってしまう。ある日、彼女を追いかけてきたのは、繊細な青年Henrik(Rauli Tuomi)だった。彼は画家で、彼女にモデルになってほしいと頼む――なんてことだ――半裸で、ドレスを引き裂かれ、十字架に縛り付けられた姿で。本作は1973年に『SENSUELA』としてセルフリメイクされた。
『RESTLESS BLOOD』
金髪の妻Sylvi(Regina Linnanheimo)は、プレイボーイの医師である夫Valter(Eino Katajavuori)と理想的な結婚生活を送っているように見えた。夫が彼女の妹と無邪気な浮気をしていたにもかかわらず――しかし、彼女の幼い息子がスピード違反のバスに轢き殺されてしまう。 絶望のあまり彼女は毒を飲み込む――一命は取り留めたものの、視力を失ってしまう。妹が戻ってくると、悲嘆に暮れる夫の関心は単なる浮気以上のものへと向かう。
Sylviが毒を一気飲みし、奇妙な黒いサングラスをかけた瞬間...うわぁっ!! Linnanheimoが、オーダーメイドのスーツと1940年代風のヘアスタイルに身を包み、『狂恋・魔人ゴーゴル博士』でピーター・ローレが着用していたようなサングラスをかけ、強烈に狂気じみた演技を披露している。その存在が、映画全体にドイツ表現主義、ネオ・ホラー、ネオ・ノワールの雰囲気を醸し出している。
『SENSUELA』
トゥリオの悪名高い最後の作品――そしておそらく彼の最高傑作とも言える――『SENSUELA』は、トナカイ飼いの娘Laila (Marianne Mardi) が、重傷を負った第二次世界大戦のドイツ人パイロット、Hans (Mauritz Åkerman) を救う場面から始まる。 Hansはすぐに彼女を口説き落とし、大都市へと連れ出す。そこで彼女は、派手な服やヌード写真、ヒッピーの乱交パーティーといったポリエステル製の渦に飲み込まれていく。(ああ、物語は説明もなく謎めいた形で、25年先のスウィンギング・シックスティーズへと移る。理由は聞かないで!) その後、民族誌的なトナカイ放牧のドキュメンタリードラマと、ジョン・ウォーターズ、ダグラス・サーク、ラス・メイヤー、そしてAnna Billerの『THE LOVE WITCH』を融合させたような、目を見張るようなテクニカラー、ソフトコアなエロティシズム/セクスプロイテーション、そして60〜70年代のモッズ風ポップアートファッションやインテリアが織りなす、信じられないほどのメドレーが展開される。 『SENSUELA』は、良識の基準が完全に逆転しているか、あるいは存在しない別の宇宙から飛び出してきたかのようだ。
Special Features
・The only remaining fragments from Tulio’s early features STRUGGLE FOR THE HOUSE OF HEIKKILA (1936, 9 min. clip) and FALL ASLEEP WHEN YOUNG (1937, 22 min)
・Short documentary A FRENCH DISCOVERY - NUORENA NUKKUNUT (2015, 7 min., dir. Jani Jäderholm) on preserving the fragment of FALL ASLEEP WHEN YOUNG
・Two Finnish educational films from the 1940s, I WOULD LIKE TO BE A QUEEN (1947, 13 min) and SHELTERS FOR NEWBORNS, 1946, 9 min)
・Rare trailer for the Swedish-language version of CROSS OF LOVE (1946)
・New audio commentaries by Dr. Eloise Ross, Rolf Giesen and Heidi Honeycutt
・New visual essays by Reinert Kiil and Ryan Verrill & Dr. Will Dodson
・New artwork by Beth Morris.
・Blu-ray authoring by David Mackenzie of Fidelity In Motion
・Deluxe Bonus Edition Content
・60 page booklet
・New essay by Alexandra Heller-Nicholas
・New essay by Walter Chaw
・New essay by Dr. Eloise Ross
・New essay by Venla Mäkelä
・Slipcase featuring new artwork by Sam’s Myth
・Limited to 1900 units
【輸入盤DVD / blu-rayについて】
・海外で販売されている商品のため、一部を除き日本語字幕および日本語吹き替えは収録されておりません。収録されている場合は、商品個別に明記いたします。
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DVD→リージョンオール、もしくはリージョン2、と表記のものは国内プレーヤーで再生可(ただし、放送形式がNTSCに限る。PAL版は専用プレーヤーが必要です。)
blu-ray→リージョンオール、もしくはリージョンA、と表記のものは国内プレーヤーで再生可
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