型番:Sealed Records - SEAL-038
1980年代初頭のバッキンガムシャー州アイルズベリーは、音楽の夢が叶うような場所とは到底言えなかった。ツアー・サーキットに名を連ねる「Friars」という素晴らしいライブハウスがあったものの、地元のバンドはほとんど存在しなかった。Kris Needsがフロントマンを務める「VICE CREEMS」や、悪名高いが実力は乏しい「SORE WILLIES」といったバンドがいた程度だ。「EFFIGY」は「SORE WILLIES」の解散後、その残党によって1983年に結成された。EFFIGYは結成当初から完成されたバンドとして、地元で瞬く間に人気を博し、Uptown Coffee Barで毎週ライブを開催していた。しかし、バンドがアイルズベリーを離れることはほとんどなく、たとえ出かけるとしても、近隣のハイ・ウィコムやビスターでの演奏に限られていた。彼らはALIEN SEX FIEND、BILLY BRAGG、UK DECAY、THE SCARS、SPIZZなど、様々なアーティストと共に大規模なライブもこなした。バンドは1983年10月に5曲入りのデモを1枚録音したが、それが一度も再リリースされていないことは信じがたい。しかし、バンドの遺産は文字通りどこにも言及されることなく、跡形もなく消え去ってしまったようだ。YouTubeにもアップロードされていないため、このデモは1983年の作品の中でも、入手や聴取が最も困難なものの一つとなっている。
EFFIGYのサウンドは、まさに一瞬で聴き手を惹きつける。女性ボーカルを前面に押し出した、ドライブ感があり、タイトなポストパンクで、キャッチーなフックとスタイルを兼ね備えている。もし当時リリースされていれば、彼らは誰もが知る存在になっていたはずだ。SIOUXSIE AND THE BANSHEES、初期のX-MAL DEUTSCHLAND、THE A-HEADS、あるいはSKELETAL FAMILYをストレートに表現したようなサウンドだが、よりポップなエッジが効いている。歌詞のテーマは、異教や古い白黒ホラー映画への執着が中心だった。「EFFIGY」というバンド名は、ロジャーが魔術とペンドルの魔女裁判について執筆しようとしていた『Effigy of Isobel』という本から取られたものだ。この本は(彼の集中力が極めて低かったため)完成することはなかったが、この録音作品にはそこから生まれた曲が1曲収録されている。
本作には、歌詞カード、バンドへの新たなインタビュー、そして我々が掘り起こせた限りのアーカイブ資料を載せているが、残念ながらそれほど多くの資料は集まらなかった。
A1. The Wall
A2. Ghost
A3. Reaching For The Light
B1. Isobel
B2. Wicca Man