型番：Sacred Bones Records - SBR324
今や誰もが知っているように、John Carpenterは著名な映画監督であるだけでなく、そのサウンドトラックがホラー、サスペンス、SFといったジャンルの代名詞となった音楽の巨匠でもある。
"Anthology II (Movie Themes 1976-1988)"は、彼の膨大なフィルモグラフィーの中から、最も象徴的な楽曲を厳選し、彼の音楽的協力者であるDaniel DaviesとCody Carpenterとともに新たに録音され、構成したコレクションを通して、彼の作曲の天才性を称賛し続けています。
本コンピレーションには「ニューヨーク1997」（1981）、「ゴーストハンターズ」（1986）、「遊星からの物体X」（1982）、 「ゼイリブ」（1988）、「ジョン・カーペンターの要塞警察」（1976）、「パラダイム」（1987）、「ザ・フォッグ」（1980）、「ハロウィン」シリーズなどから収録。特に注目すべきは「遊星からの物体X」から未発表だった3つの楽曲が今回新たに再録音された点だ。
「遊星からの物体X」は、ジョン・カーペンターが自ら作曲を担当せず、伝説的作曲家Ennio Morriconeに委ねた数少ない事例の一つ。しかしモリコーネのスコアを受け取ったカーペンターは、追加音楽の挿入が作品に有益と判断し、自ら主導して複数のシンセサイザー主体の楽曲を録音した。
「Anthology II (Movie Themes 1976-1988)」は、ジョン・カーペンターの圧倒的な音楽レパートリーの一端に過ぎない。彼の映画の本質を、心に響く旋律、雰囲気を醸し出すサウンドスケープ、そしてシンセサイザーの革新的な使用を通じて捉える能力は、映画史において最も影響力のある作曲家の一人としての地位を確固たるものにした。
彼のサウンドトラックは、心に響く音色と脈打つビートの一つ一つが観客の心に今も共鳴し続け、映画音楽史にその名を刻み込んでいる。
A1. Chariots Of Pumpkins (Halloween III)
A2. 69th St. Bridge (Escape From New York)
A3. The Alley (War) (Big Trouble In Little China)
A4. Wake Up (They Live)
A5. Julie's Dead (Assault On Precinct 13)
A6. The Shape Enters Laurie's Room (Halloween II)
A7. Season Of The Witch (Halloween III)
B1. Love At A Distance (Prince Of Darkness)
B2. The Shape Stalks Again (Halloween II)
B3. Burn It (The Thing)
B4. Fuchs (The Thing)
B5. To Mac's Shack (The Thing)
B6. Walk To The Lighthouse (The Fog)
B7. Laurie's Theme (Halloween)
