型番:On Records Japan - ONRECJPN02
同名タイトルの映画サウンドトラックとして1982年に発表され、長いあいだ入手困難だった幻の名盤がついにCD再発!
アレッサンドロ・ベンヴェヌーティ、アティナ・チェンチ、フランチェスコ・ヌーティ、俳優でもあり友人同士であったこの3人の関係にピリオドが打たれたのがこの映画“Ad Ovest di Paperino”だと最初に言わなければならない。彼らは1971年にコメディアントリオGiancattiviを結成し、喜劇とナンセンス、非現実、ベケット的不条理、そしてトスカーナ独特のジョークといった要素を織り交ぜ、当時かなり革新的な舞台活動を行っていた。後に彼らはテレビへと進出し成功を収め、サンドロはフランチェスコの口車に乗せられ、初作品となるこの映画脚本を手がけるに至る。
タイトルは、ベンヴェヌーティの台詞から来ており、一見何の意味もない言葉に聞こえるが実は隠喩であり、(現実にトスカーナ州プラート市郊外に、その名からドナルド・ダックを思い出させるPaperinoという地区があるとはいえ)場所でない場所、存在しない土地、ネバーランド、どこに、どの方向にあるのか誰も知らず、この映画の登場人物のように永遠に社会に適応できず、失望し希望のない“ヒマ人”が目指す場所。映画は、80年代に現実離れした人達で溢れるおとぎ話のようなフィレンツェを舞台に、始まりもなければ終わりもない古典的なロードムービー。さらに言えば、社会的・経済的危機が絶え間なく、アイロニーだけが失望を遠ざけ、希望と力を、たとえそれを失った者へも与えうる夢から醒めたイタリアの一面が描かれている。
特殊装丁ポスタージャケット、日本語解説付き、CDエクストラ仕様。
アーティスト紹介文
楽曲を手がけたのはトリオThe Colla。The Collaはベンヴェヌーティがダード・パリジーニ、ステフェン・ヘッド・ロモリと共に結成し、多くの友人、アーティスト、ミュージシャンとコラボレーション活動を行ったバンド。曲を聴いていると往々にして、映画を無視しているような、ストーリーと全く関係の無いような印象を受けるが、それは狙ってのこと。多才なベンヴェヌーティは実際、パリジーニのジャズテイストからヘッドのエレクトリックで実験的なサウンドまでを融合し、12曲の楽曲に完璧に落とし込んでいる。ニューウェーブ(具体的にはタキシード・ムーンやロキシー・ミュージック、イェロー、レジデンス、そしてジャパンを少し思わせる)ネオ・フォークを織り交ぜ、30分間の作品に昇華させた!
・アレッサンドロ・ベンヴェヌーティ
イタリアの有名な監督と演劇俳優。映画制作者だけではなく天才的な音楽家でもある。フランク・ザッパ信者。
・ダード・パリジーニ
有名なラウラ・パウジーニという歌手のプロデューサーだった。世界で数百万枚のCDをセールスした。キース・ジャレットとラヴィ・シャンカルのようなマエストロの影響を受けて音楽のスタイルを確立した。
・ステフェン・ヘッド
デ・コッラの設計士であり電子的頭脳でもあります。プログレッシヴ・ロックの伝説的バンドSensations Fixでアクト後、アレアのパトリツィオ・ファリセッリとのコラボレーションからRafとMasiniとVendittiなどのプロデュースまで。
オン・レコーズ・ジャパン
2012年末に誕生したこのレーベルは、時の流れに埋もれてしまったイタリアンミュージック作品の復活を図るイタリア会館・福岡のプロジェクト
(インフォメーション)
1. Over
2. True
3. Crashing In The Earth
4. Mucca
5. Topo
6. Marta
7. Delicious Apple From Romagna
8. Pigeons
9. Ballad
10. Scrambled Egg Al Bronx
11. Eddie Show ? Parlato
12. Vado Via
Video Bonus
13. Marta ? (Video)