Beton Arme - Renaissance
型番:La Vida Es Un Mus - MUS320
モントリオールは常に活発な音楽シーンを有してきましたが、バンドがカナダ国外でブレイクし、より広い層にリーチするのは難しいようです。しかしブレイクすることに成功すると、彼らはそれぞれのサウンドの典型となり、馴染みのあるリフや構造から全く新しいものを生み出します。80年代のVOIVOIDのSFスラッシュとスピードメタルの変異、2000年代初頭のINEPSYのモーターチャージド・ウェイストランド・パンク&ロール、そして現在…
BÉTON ARMÉのOi!、パンク、ハードコアを融合させた前向きなサウンド。多くの人が最近のツアーを通じてバンドを知り始めているようですが(ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、日本など各地の都市を巡回中)、彼らは2018年から活動を開始し、サウンドを丹念に磨き上げてきました。
当初はフランスとイタリアのスキンヘッドシーンに影響を受けた彼らは、新作LP『Renaissance』でサブカルチャー外のサウンドを借用し、パンク、スキン、モッシャーを結びつけるハーモニーを構築しています。L’INFANTERIE SAUVAGEとの比較は否めません(彼らは「Les poings levés mais les poings liés」をカバーしています!)。奇妙な曲構成は、ゆっくりとしたメロディから速いパンチの効いたポゴビートへと切り替わります。イタリアの影響も依然として残っており、「QUELLI CHE URLANO ANCHORA…」コンピレーションに見られるようなBASTA、NABAT、ROUGHなどの要素を取り入れています。しかしこのLPでは、初期のアメリカン・ハードコア・バンドの影響が微妙に感じられ、より踏み込むリズムと曲のテンポを速める要素が加わっています。
Renaissanceは、バンドが独自のサウンドを進化させながらも、彼らを特徴付ける要素を失わない素晴らしい例。鋭利なリフ、予期せぬディスコ風のドラム・シンコペーション、そしてもちろん、オーケストラ風の「オオオオオ」というコーラス。どの曲も、数日間頭から離れないアンセムのような曲となっています。
このレコードはまさに「ルネサンス」であり、シーンの団結とポジティブさの新たな時代を導くことを願っています。共にあれば何でも可能だと信じさせてくれます。団結は力なり!
- Matt Smith
A1. Derniers Recours
A2. Cercle Vicieux
A3. Lève-Toi
A4. Per La Vita
A5. Montréal
A6. PFA
B1. Chemin de Croix
B2. Sans Limites
B3. La Nuit
B4. Combattre
B5. Territoire Hostile