日本未公開ゴア映画を配給・上映・ソフトリリースするVideo Violence Releasingが、主にゴアフェスのときに販売しているZINE、Gore-ism。今回はExtra Issueとして、2025年4月に行われた「山内大輔レトロスペクティブ VOL.1 VISION OF HELL 地獄篇」で販売したもののデッドストック。
「無惨画」「少女地獄一九九九」など初期エログロスプラッターを始め、奇妙でバイオレンスでグロテスクな世界観をピンク映画の中で表現する山内大輔監督。本誌では、レトロスペクティブで上映された5作品(「血の赤に染めろ!」「少女地獄一九九九」「色恋沙汰貞子の冒険 私の愛した性具たちよ…」「犯る男 最終版」「静寂に抱かれる女 完全版」)を軸に、監督が語ったことを収録。
イベントに参加していないと楽しめないのでは?と思いそうですが、作品を作った経緯や裏話を始め、スプラッター表現との出会い、影響を受けた映画、学生時代の話、ピンク映画界について、映画を作る上でのこだわりや反骨精神など、映画への想いが詰まった話をたっぷり聞けるので、これから観てみたいという方も楽しめる内容です。「批評文はあれど、監督自身が自作について語る記録が極めて少ない」とのことなので、ファンの方もお見逃しなきよう!
A5サイズ、全36ページ。
本誌について書いたブログはこちら。