型番:Superior Viaduct - SV193, Pockabilly Records - EX 024
1979年、アムステルダムの活気あるスクワットシーンから現れたThe Ex―壁にスプレーで簡単に素早く描けるという理由で選ばれたこの名前—は、40年にわたり完全に自立した音楽的実体として、自由と過激な探求の精神をもって世界のアンダーグラウンドを駆け抜けてきた。
1985年の「Pokkeherrie」(オランダ語で「ひどい騒音」の意)では、初期LP作品に見られた、より簡素な楽器編成へと回帰。重要なメンバー変更として、ドラマーのKat Bornefeldが加入(そのしなやかなリズムは現在に至るまでグループを牽引している)。
伝説的なスクワット兼ライブハウス「Emma」の地下に新設されたKoeienverhuur Studioで録音された「Pokkeherrie」は、創造的な変容の真っ只中にあったグループの角運動量を証明する作品だ。冒頭トラックから、ベーシストのLuc Klaasenが容赦ないパルスを生み出す。Terrie Exの簡素で酸味を帯びたギターとG.W. Sokの情熱的なボーカルは、Minutemen, Flipper, Rudimentary Peniを彷彿とさせるが、The Exには短時間の爆発を超え、そのアプローチを持続させる忍耐力と力量がある。
おそらくこの時期の作品では、The FallだけがThe Exの能力に匹敵するだろう。すなわち、過酷な音響要素を長尺の楽曲に散りばめつつも、メロディを一貫して維持する能力だ。その最たる例が「Soviet Threat」「1,000,000 Ashtrays」「White Liberals」である。
初のアナログ再発、17"×24"のポスター、20ページのブックレットが付属。
A1. Nurse!
A2. Soviet Threat
A3. Mmm Crisis
A4. 1,000,000 Ashtrays
B1. White Liberals
B2. Everything We Never Wanted
B3. Friendly Neighbours
B4. Hit The Headlines
B5. Rumours Of Music (The Original Soundcrack)