型番:Dark Entries - DE-330
高橋幸宏と細野晴臣の伝説的レーベルYen Records からリリースされた、カルト的人気を博したシンセポップアルバム「Apres-Midi(アプレ・ミディ)」で知られるTestpattern は比留間雅夫と市村文夫によるプロジェクト。「Apres-Midi」リリースを最後に比留間と市村は袂を分かち、比留間はフランス系アメリカ人でモデルのEvelyne Bennuをボーカルに迎え入れ、音楽活動を継続した。
2人は1984年から1985年にかけて、比留間の自宅スタジオでレコーディングを行いながら、都内のクラブでパフォーマンスを披露。アルバム「Testpattern」には、これらの未発表曲が17曲収録されている。Evelyne/Masaoデュオは、「Apres-Midi」の世界観、すなわち、豊かで洗練されたエレクトロニクスと、複雑でありながらミニマルなプロダクションを融合させたサウンドを、さらに発展させている。 「Sakuramochi」や「Bird Island」のような曲は細野の影響を最も明確に受けており、東アジアのお決まりのメロディを微妙に皮肉ぽく展開している。
しかし、本作はYMOへのオマージュ以上のものだ。「Tabac」と「Le Soleil Se Leve」は、Sky RecordsのアイコンであるAsmus TietchensやClusterに近い、風変わりな感性が表れている。他の曲では、大陸のDIYエレクトロニクスのパンクな精神との親和性を示しており、風変わりな「Alien Go Home」や、良い意味で歪んだ「雨に唄えば」のカバーがそうだ。Bennuのボーカルはこれらの探求に共通の糸口を提供し、彼女はニューウェイヴの無表情と狂気のシャンソン歌手の間を巧みに行き来している。18世紀のフランスの歌に基づいた「Au Clair de Lune」での彼女のフランス語を最大限に利用した歌声をチェックしてみてほしい。
A1. Ich Weiss Nicht Mehr
A2. Watashino Shonen
A3. Paradis Perdu
A4. Sakuramochi
B1. Le Soleil Se Leve
B2. La Jungle En Folie
B3. Au Clair De La Lune
B4. Singin In The Rain
B5. Bird Island
C1. Alien Go Home
C2. Tu Te Fous De Moi
C3. Time Out
C4. Drole Doiseau
D1. Time To Party
D2. Tabac
D3. Tale Of A Lizard
D4. Moonman