型番:Timmion Records - TRLP-12015
宇宙伯爵Jimi TenorがTimmion Recordsのソウル建築家Cold Diamond & Minkと再結集し、またもやアルバムをリリース。ファンキーなシンセサウンドに包まれた旅へようこそ。彼らの近作『Is There Love In Outer Space?』と並べると、『July Blue Skies』はより生々しく神秘的な領域を滑るように進む。
TenorとCold Diamond & Minkの熱気あふれるセッションから生まれた本作は、メロウなグルーヴからサウンドトラック風ファンクまで、魂を掴む6曲を収録。オープニングのタイトル曲はアナログシンセの長いイントロで幕を開け、やがて甘美なロマンティックな祈りへと発展。果てしない夏の空を思わせる音響のキャンバスを描き出す。このインスト中心の楽曲群で最もボーカルが際立つ「Sky Train Baby」は、星系を駆け抜ける機関車のような旅へと聴き手を誘う。一方「Venus of Barsoon」はドラムブレイクとファズサウンドで、SF映画ファンクの世界へ一気に引きずり込む。
アルバムB面は「Ikuchi」で幕を開け、Tenorの心地よいフルートとテナーサックスが、しなやかなライブラリー・ビートの上で主役を務める。アルバムを締めくくるのは2つのシングル曲、崇高な「Summer Of Synesthesia」と悪魔的な「Tsicroxe」。どちらも本作に収録されるにふさわしい傑作だ。このアルバムは、あなたの人生に必要な春のジャムセッションとなるかもしれない。
A1. July Blue Skies
A2. Sky Train Baby
A3. Venus Of Barsoon
B1. Ikuchi
B2. Summer Of Synesthesia
B3. Tsicroxe