型番:La Vida Es Un Mus - MUS287
NY出身のテキサス・パンク、Institute の4thアルバム。ボーカルのMoses Brown は ソロプロジェクト Peace De Resistance としても活動中。
ほとんどのアンダーグラウンド・パンクバンドは4枚のアルバムを作らないが、Institute に関しては理解できる。初期のリリースでさえ、彼らのサウンドは可能性に満ちており、アナーコ・パンク、ポスト・パンク、ハードコアの長い歴史から引き出され、クラシックなサウンドのソングライティングが融合している。本作では、オリジナル・ラインナップ(ドラムにNosferatu とAltar of Eden のAlbert を含む)に戻り、レコーディングもDIYのアプローチに戻り、自宅での作業(ボーカルMoses Brown のPeace de Resistance と同じセットを使用)と、D4MT Labs のJoe とOwen との共同作業を行った。Brown はRoach Leg Records のJoe と共にSecretors でドラムを叩いており、彼のレーベルはパンクのサブグラウンドで最も騒々しく、最も非主流な音源をリリースすることで知られている(象徴するようにUK盤は La Vida Es Un Musからのリリースとなっている)
本作は文化的にはDIYハードコア・パンクに位置付けられるが、音的には過去作「Salt」や「Catharsis」のような折衷的なサウンドに回帰している傾向がある。アルバムのタイトルはSiouxsie and the Banshees にちなんだもので、Brown はこのアルバムに影響を与えたアーティストとして、アーティスティックなポスト・パンクバンドMagazine を挙げている。野蛮なサウンドの「Uncle Sam's Hate」や「Plateau of Self」は、生々しいロックンロールのエネルギーに満ちている。多くのパンク・バンドが初期にピークを迎える中、Institute はこれらの資質を磨き続けてきた。
A1. City
A2. Dopamine For My Baby
A3. All The Time
A4. Uncle Sam's Hate
A5. Where's It Go?
B1. Dead Zone
B2. Wonder
B3. Plateau Of Self
B4. Warmonger