型番：D4MT Labs Inc Neurosonic Research - D4MT-004, La Vida Es Un Mus - MUS306
NYのデュオ Straw Man Armyが「Age of Exile」(2020)、「SOS」(2022)から始まった3部作を完結させるべく、3rdアルバム「Earthworks」を携えて帰ってきた。「Age of Exile」ではアメリカ大陸の植民地史の呪われた風景を題材にし、「SOS」では混迷の時代の祈りのような今この瞬間の危機を代弁したのに対し、本作で彼らの視線は、パラドックス、複雑さ、矛盾がスパイラル状に上昇し、苦悶の極みに達する未来へと向けられ、この三部作を締めくくろうとしている。
アナーコ・パンクという独自のスタイルを発展し続けながら、ジャズやアンビエントの影響、拡張されたクラウト・ロックのリズム、ポスト・ロックの実験的な試みを再び取り入れている。The Byrds の切ない反戦ハーモニーやZounds の怒りのメロディーからヒントを得た 「Turn the Wheel」や「Second Nature」は、メッセージと実験的手法が融合しており、All the Madmen Records （zineの発行やThe Mob の1stシングルリリースから始まったレーベル）、言い換えるならESP Disk のスピリチュアルなフィーリングを感じる、唯一無二のサウンドを形成している。このアルバムは多くの矛盾を抱え、そして覆すーー自然の怒り、占領されたもの、奪われたもの、そして湧き立つ怒りを抱えながら、憂鬱、悲嘆、罪悪感、免罪符、明晰さへの憧れ等の重圧を表現している。
"これが私たちに残された全てなのか？/無関心、そして怒り"-「Spiral」
Straw Man Army は、私たちの苛立ち、病、絶望に寄り添い、平和を求める闘いの中で逃げ惑う私たちの命綱として、このレコードを捧げる。
A1. Clarion Call
A2. Look Alive
A3. Second Nature
A4. Spiral
A5. Rope Burn
A6. Downwind
B1. Extinction Burst
B2. Staring At The Sun
B3. Mass Production Of Loneliness
B4. Be Gone
B5. Turn The Wheel
B6. Earthworks
B7. Downstream
